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今日は一人でお昼をいただくことになったので、石畳の小路をブラつきながらお店を探していたところ、黒板塀で囲まれた一軒家に出くわしました。お店の名前は「神楽坂おいしんぼ」。名前が某漫画を連想させるため、ちょっと心配になりましたが、古くからある料亭の風情を感じさせるわりに、お昼のメニューはリーズナブルな価格設定だったので入ってみることにしました。

玄関で靴を脱ぐと、8畳ほど和室に通されます。庭から差し込む光がとてもいい感じ。メニューはかなり豊富で「天ぷら蕎麦御膳」や「丼ぶり膳(華)」は1,000円からいただけます。どれにしようか迷ったのですが、いろいろつまめる「旬菜御膳」を頼んでみました。炊き込み飯、手打ちそば、旬菜炊き合わせ、和牛メンチカツ、板盛り三点、香の物・味噌汁に、本日の甘味が2種類選べて1,500円ですから、このあたりでは安い方ではないでしょうか。気軽に和食懐石料理と神楽坂情緒を楽しむという目的ならピッタリだと思います。

ここから少し脱線しますが、個人的には隣にある「和可菜」が気になって仕方ありませんでした。1954年創業の老舗和風旅館で、著名作家が逗留して執筆活動を行うことから、脚本家、小説家御用達の「本書き旅館」として知られています。山田洋次、野坂昭如、色川武大などなど、そうそうたる作家がここでカンヅメになって原稿を上げたと思うとグッとくるんですよねぇ。一度泊まってみたいなぁ……。

店名:神楽坂 おいしんぼ(旧店名:京都ぎをん おいしんぼ 神楽坂店)
ジャンル:居酒屋、懐石・会席料理、ちゃんこ鍋
TEL:03-3269-0779
住所:東京都新宿区神楽坂4-8
営業時間:
ランチ 11:30~15:00 (L.O.14:00)
ディナー 17:30~翌0:00 (L.O.23:00)
定休日:年中無休
席数:50席

神楽坂 おいしんぼ 居酒屋 / 飯田橋駅牛込神楽坂駅神楽坂駅
昼総合点★★★★ 4.5


文・写真:渡邉達朗


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