ミシュランガイド東京で紹介された蕎麦の名店「六本木 竹やぶ」は残念ながら7月末に閉店となったのですが、店主を務めておられた苅部氏が神楽坂に蕎麦屋をオープンしたというので、同僚を連れて早速食べに行ってきました。
お店の場所は分かりやすいとはとても言えませんが、隠れた名店という感じがして期待が高まります。「蕎楽亭」の近くというと見当が付く方もおられるでしょうか。9月16日にオープンしたばかりなので開店祝いのお花がたくさん並んでおり、六本木時代に贔屓にされていたのだと思われる、津川雅彦さんや内藤剛志さん、小林稔侍さんなどのお名前がありました。
店舗の外観は木に覆われていて、質素で温かな感じがします。お店の名前が入った看板はとっても控えめですし、重厚な木の扉には何も書かれていないので、昼間だと少々入りづらいかもしれません。店内に入ると、予想外に広々としていて驚きます。大きなテーブルがゆったりとした間隔で配置されていて、個室仕立ての空間も用意されていました。あと、普通蕎麦屋は和風のもので統一されているものですが、ここはロココ調の椅子や丁度品が置いてあるので、とっても不思議な気分にさせてくれましたよ。壁に飾ってある「竹やぶ」代表の阿部氏が掘った木の軸も必見ですね。
すごく凝った作りのお品書きを拝見しながら、何を頼もうか迷ったのですが、初めてということもあり素直に「せいろそば」を注文することにしました。これがもう本当に素晴らしいお蕎麦で……。自分の拙い言葉ではとても表現できませんが、香り高く腰のある蕎麦を堪能させていただきました。他のメニューもとても美味しそうだったので、特別な日に予約を入れて、夜のコースを是非食べに来たいと思います。
店名:手打ち蕎麦 東白庵(とうはくあん)かりべ
ジャンル:蕎麦
TEL:03-6317-0951
住所:東京都新宿区若宮町11-7
営業時間:
[平日] 11:30 ~ 15:00(LO)、18:00 ~ 22:00(LO)
[日祝] 11:30 ~ 21:00(LO)
定休日:水曜日
オープン日:2011年9月16日