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2015
7月にオープンした割烹「藤九郎屋(トウクロウヤ)」がランチを始めたと耳にしたので、さっそくお邪魔してきました。こちら神楽坂に移転する前は、曙橋にて「そばと菜 こう坂」という名前で営業されていたそうで、その頃から蕎麦の美味しいお店として評判だったのだとか。
場所は「Enoteca Frutteria Stagione Fruttificare」の向かい。以前「花」という老舗甘味処があったところで、路地のかなり奥まったところにあるため、初めてだと分かりづらいかもしれません。「鼓月」という和菓子屋さんを目印に曲がると迷わずに済むと思います。
やや暗めの店内はシックで落ち着いた雰囲気。L字型カウンター席のほか、奥にテーブル席も少しあるようです。ランチメニューを拝見すると、「豆皿御膳」(1,800円)、「日替わり膳」(1,000円)、「ざる蕎麦」(600円)や「海老と野菜天ぷら蕎麦」(1,600円)、「牛すじ葱とろろ蕎麦」(1,200円)といった各種蕎麦のほか、季節限定メニューとして「広島産牡蠣の天ぷら蕎麦」(1,500円)が選べるようになっていました。
一緒に訪れた同僚が「牡蠣の天ぷら蕎麦」を頼んだので、自分は「日替わり膳」を頼んでみることにします。日替わり膳はおかずを地鶏竜田・おじゃこ葱トロ・かつお叩きなどから一品選び、お蕎麦・小鉢・ご飯・デザートが付いてくるというもので、この日は地鶏竜田でお願いしました。
まず運ばれてきたのはお蕎麦と小鉢。正直、定食についてくる蕎麦はあまり期待していなかったのですが、予想外にちゃんとしたお蕎麦でビックリしました。風味・のどごし共に素晴らしく、小鉢の豆腐もじゃこが入っているなど気が利いています。
蕎麦をいただいている最中も、奥から聴こえてくる牡蠣の天ぷらや地鶏竜田を揚げるいい音が気になっていたのですが、これがもう揚げたてアツアツの絶品でした。最後に登場したブドウのジュレと冬瓜のデザートも、自然な甘さと食感でさっぱりしており美味しかったです。どのお料理も丁寧な仕事ぶりが印象的で、また来たいと思える素晴らしいお店でした。
<2018年8月27日追記>
以前「花」という老舗甘味処があったところに「神楽坂 藤九郎屋」という蕎麦割烹があります。シックで落ち着いた雰囲気の小料理屋で、すっぽんや京料理が名物。瑞々しく喉越しのいい手打ちの蕎麦と、揚げたてサクサクの天丼が楽しめるランチがお得です。食後にいただいた「自家製 氷あんみつ」はきな粉の優しい甘さが絶品。今日みたいな暑い日は大きいサイズにしてもよかったと少し後悔しました。
店名:藤九郎屋(トウクロウヤ)
ジャンル:そば、割烹・小料理
TEL:03-6228-1784
住所:東京都新宿区神楽坂6-8
営業時間:11:30~14:30、18:00~23:00
定休日:日曜日・祝日
オープン日:2015年7月10日
文・写真:渡邉達朗
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